Atelier/Poétique

フランス現代詩研究会

フランス現代詩研究会

ミシェル・ドゥギー Michel Deguy (1930- )

1930年5月23日、パリに生まれる。1969年創設のヴァンセンヌ実験大学センターに参加。その後、30年以上のあいだ、パリ第8大学のフランス文学講座で教鞭をとる。『クリティック』に参加し、『レ・タン・モデルヌ』編集委員となる。

1977年には、『Po&sie』(Édition Belin)を創刊し、20年来編集⻑を務める。その他に、国際哲学コレ─ジュの学院⻑(1989-1992)、フランス作家協会の会⻑(1992-1998)などの肩書きをもつ。またその経歴には、ヘルダーリンやツェランの翻訳者、アメリカ詩人のアンソロジ─の編集(ジャック・ルーボ─との共編)、ショアーに関する発言(クロ─ド・ランズマンとの共著)、ロンギノスを中心とした崇高論などが付記される。

「フランスのモラリストの巨大な伝統を受け継ぐ数少ない「文学者」の一人であり、60年代から今日までの世界の知的な動向につねにアクチュアルに対峙してきたフランスを代表する知識人の一人」梅木達郎解説

1994年1月17日、妻のモニックが逝去。翌年に『尽き果てることなきものへ喪をめぐる省察』を発表(松籟社、2000年)。

(工藤貴響)
2020
2014